今回のテーマは、アンケートの中でも人気が高かった、Whyを明確するためのワークを行いました。
このワークは、下記の内容を理解していることが前提となりますので、今回の動画や音声を聞かれる前には、もしまだ以下をご試聴でない場合には、必ず事前にお聞き頂く必要があるかなと考えているところです。
●2014年5月 第31回 定例講義
「差別化やポジショニングを意識すればするほど、なぜ、あなたの商品は売れなくなってしまのか？！What型起業→How型起業→Who型起業→Why型起業」
また、これに加えて、下記も必須となります。
●2014年7月 第33回 定例講義
「弱みを科学する！あなたの弱みが強みに変わるポイントを探索～タスク・リストより効果的なチャンス・リストの活用法？！～」
実際に今回のワークを実施してみて考えたのは、このようなWhyについてのワークは１～２時間程度でささっとやるようなものではないな、ということでした。
実際に私自身のWhyを深める際には、10:00～19:00×2日日のワークショップに参加し、出された宿題もしっかりと実施した上で、やっと少しずつ見えてきた部分がある、という程度だからです。
その過程では、必ず、家族や先祖について、しっかりと振り返る必要があります。
私としては、できればそのあたりのことは触れずに済ませる方法はないかと考えたこともありました。
起業家というのは、両親、特に父親との葛藤がエネルギー源となって前進させている方も多く、私自身もそうでした。
だから、そういうエネルギーを得るために父がいたのであって、関係性が一般的な人と比べて好ましくないのは必然であり、自分が起業家としてのエネルギーを得るために、父がいたのだという解釈をしようとしていた時期がとても長くあります。
確かにそれは事実かもしれません。
ただ、残念ながら、自分が今ここにいる理由（Why）というのは、そのような次元にはないことを、私は今、実感しています。
私達は、自分の意志で生きているように見えて、実は全くそうではありません。
私だけに限らず、私達は皆、私たち自分の意思で動いているのではなく、過去の人達がつちかってきたものの影響を上、その手の平で動かされているにすぎません。
私達が今、今のように感じ、考え、行動しているのは、過去、接してきた人の影響が大きいのです。
あの日、あのとき、あの人と出会っていなかったら、今の自分は、今、こんな風に感じ、考え、行動していない、ということがよくあるどころか、全てがそうであるとさえ実感しているところです。
自分が、がんばったのではないのです。これまで出会った人が、自分に対してそのような環境を授けてくださったのです。
そのくらい、私達は、先人の影響を受けています。
特に、家族、両親の影響を受けています。
今回のワークでは、とうてい時間的には難しかったですが、両親から受け継いだものが何かが分かり、言葉面ではなく、本心からそれに感謝できるようになることは、本当の意味でのWhyを見出す上で、極めて重大なことだと考えています。
そして、感謝するだけではなく、それを両親にしっかりと言葉として伝えるいうことをすると、何が起こるかということも大切なことかと実感しています。
これは、次元は異なっても、まさに真珠湾で起こった真実を知って理解するだけではなく、直接足を運び黙祷を捧げることと一緒かとも感じます。
いずれにしても、自分のWhyを明確にするということは、そのくらい大きなテーマであり、机の上でちょっと考えてできることではありません。
そして、この先「Why型起業」の時代への少しずつ足を踏み入れていく中では、自分のWhyが明確になっている人ほど、究極の差別化を行うことができ、競争の戦略など意識しなくても、楽に生き抜いていくことができるだろうと考えています。
今回のワークでは、そこまでのことはできないにしても、上手く活用されますと、これまでの講義の中では感じ取れにくかった内容も理解することが可能になるようにと考えて実施しました。
ワークの中では、実際にWhyについて掘り下げて頂くための時間をとっています。
あえて、そのような検討の時間も音声や動画からは削除せずに残していますので、早送りするのではなく、その時間を使って、あなたご自身のことをしっかりと考える時間として活用頂けたら嬉しい限りです！
その音声や動画は以下のリンク先よりご試聴頂けます。
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