コロナで苦しむ経営者を救うビジネスモデル
新型コロナウィルスの対策の影響で、来店型のビジネスをされている方にとっては苦しい時期が続いているかと思います。
習い事教室を経営されている私のクライアントさんも、この4月は、教室を閉めざるを得なく、売上がほぼ完全にゼロとなりました…。
対象年齢層が、60〜90歳向けの、楽器を使って一緒に演奏するという習い事で、使う楽器も、通常の楽器と違って防音設備がないとやれないものであって、オンラインで行うことも、現実的には難しい状況だったりもします。
そのような中で、どのようなビジネスモデルにシフトしていくことで、乗り切れるのかといった検討を深めながらも、私自身、どしたら、コロナの影響で苦しむ起業家のためになれるかについて、全力を尽くしているところです。
昨年は、ノーベル平和賞受賞であり、世界中に影響を与えてグラミン銀行の創設者である、ムハマド・ユヌス博士をお招きし、チャリティ・セッションを行わせて頂く機会を頂きました。(私が理事をさせて頂いていますNPO法人アース・アイデンティティー・プロジェクト主催、当社協賛のイベントです。)
なぜ、そのような活動をしたのかというと、「ソーシャルビジネス」、つまり、ビジネスを通して社会問題を解決していくという考え方に共感し、また、もっともっと広げていけたら良いなと考えたからです。
今の場合ですと、コロナで困った時、国や政府に、なんとかしてよと頼むのではなく、その問題を、起業家の力で、新しいビジネスモデルを生み出すことで乗り切れないかと、考え尽くしたいものです。
上記では、習い事教室のクライアントさんのことを触れましたが、同様に、飲食業のクライアントさんも大変だったりします。
今を乗り切るために、「Uber Eats」や「出前館」といった、宅配を代わりに行ってくれるサービスを活用して、がんばっている経営者の方も多いと思います。
しかし、残念ながら、そうした配達代行のサービスがあるのは、全国的に、まだまだ一握りです…。
では、配達代行がない地域の場合どうしたら良いのかというアイデアとして、4月3日のブログでは、次のようなアイデアを書かせて頂きました。
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ビジネスモデルとはリソースの組み合わせです。
配達してくれる人がいないという状況の中で、どこからどんなリソースを確保すれば良いのでしょうか?
逆に言えば、周辺で休んでいたりする人はどこにいるのでしょうか?!
そう考えると、同業の飲食業を営まれている方の中で、手持ち無沙汰になっているスタッフの方がいそうです。
来店が少なければ、傾向としては、パート、アルバイトのスタッフを削減するかもしれません。
しかし、正社員や契約社員などの場合、経営者の都合で、こなくていいよ、と言うわけにはいきません。
そうした、雇用を守るのが経営者の大切な仕事です。
そうした、力があるのに、仕事がなく、お店で待っているだけという方がたくさんいるのであれば、そうした方々が力を合わせて、お互いのお店の食事の「配達」をできるような仕組みを考えてみるというはいかがでしょうか?!
まさに、Uber Eatsの別の形のビジネスモデルを、各地域ごとにつくっていけるかもしれませんね。
ちなみに、こうした観点から考えるのが、「ビジネスモデル7種類22分類の型」の中でいうと、「価値転換モデル」という型となります。
−−−−−引用 ここまで−−−−−
いかがでしょうか?!
これ以外の全文は、こちらの4月3日のブログ記事にてご覧頂けますので、ご興味がおありの方はお読み頂けると嬉しいです!
ところで、月初にそのような記事を書きましたところ、その4日後の4月7日には、配達代行を手掛ける「出前館」と、ライドオンエクスプレス社が、次のようなプレスリリースを出され、ニュースに取り上げられているのを確認しました。
●出前館とライドオンエクスプレス、「飲食店向け緊急雇用シェア」を実施!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000110.000029254.html
もちろん、当社のこの記事を見て、考えたわけではないとは思いますが、お伝えしたいことは、政府などをあてにするのではなく、こうして、起業家の力で、新しいビジネスモデルを生み出すことでコロナで困っている人達を助けていけるようになり、現に、こうして、現在進行形で行っている人がいるということです。
ビジネスモデル7種類22分類の「型」を活用すれば、上記したようなアイデアなどすぐに出せるようになりますし、私も、なんとか、オンライン講座という形でも効果をご提供できるようにしたいとたった今、全力を尽くしたいと考えています。
今、20名の方々にご視聴を頂き、今月末から来月にかけて、個別にオンライン面談をしながら、どのくらい効果があったかを確認して参ります。
効果がなければ、ゼロからやり直しということになりますが…、いずれにしても、講座会場に足を運ばなくても、コロナでお困りの方々を救えるような新しいビジネスモデルを生み出せるような仕組みをつくっていけたらなと覚悟を決めているところです!
ご希望される方は、ご期待頂けたら幸いです。
ちなみに、当社自身として、今後、さらに力を入れていく必要があると考えているのは、コロナをきっかけに仕事を失った方々の雇用をどのようにして生み出していくかという点です。
これまでは、雇用創出のために、「在宅秘書」という働き方を、2009年から広めてきました。
今後は、さらにその働き方を広めていく役割があることを痛感しています。
コロナで苦しむ人がいれば、一方で、影響を受けずに、むしろ業績があがっているという起業家の方々もいると思います。
そういった方々は、ぜひ、在宅秘書の方々の力を活用することで、雇用を生み出すご協力をお願いできたら、ありがたいです!
結果として、在宅秘書の方の力を借りれば、毎月50時間といった事務仕事を手放し、結果として、その時間を使って、さらに業績を伸ばされたり、困っている人を助けるために時間を割いたりとできるようになるのではないかと想像しています。
これについては、近日、どこかのタイミングで別途、書きたいと思いますので、ご興味がおありの方は、少しばかりお待ち頂けたら幸いです。