ゆっくりとではありますが着実に進めている活動の1つに、私(中山)に代わり講座や個別面談を実施頂ける起業コンサルタントとして活躍頂ける方のサポートである「ビジネスモデル・デザイナー(R)認定講座」があります。
認定を受けられた方には、私の中核的な手法である「小資本ビジネスモデル7種類22分類の型」の講座を開講頂いているわけですが、嬉しいことに、開講くださる先生が1人また1人と増えてきました。
そして、それらの先生の講座に受講された方のアンケート結果を見ても想像した通り、高い評価内容を得ることができているのを実感し、私としてもほっとしているところです!
ここまでたどりつくのは決して簡単なことではなく、「0期生」の先生方を募集してから、気がつくと早1年半が過ぎていました。
今現在はテキストの「教科書化」や、講師マニュアルの整備といった詰め、集客・営業の仕組み化・最適化といったことを固めているところです。
一方で、もう1年半もの間、新しい先生を募集してきませんでしたので、ときどき「1期生の募集はいつ行われるのですか」という質問を頂く機会もちらほらと増えてきました。
私個人としては、もう少しじっくりとゆっくりといきたいところなのですが、「ビジネスモデル・デザイナー(R)認定講座」自体が、内閣府の(公財)日本生涯学習協議会の監修と認定を受けており、その関係で、早く開講をするようにとの指導も只今受けているところです…。(大汗)
また、お待ちになられている方が一部いらっしゃるのは確かですので、近いうちに新しい募集をしたいなと考えているところです。
その際には、会員である皆様に最優先でご案内しますので、期待されている方は、どうぞご安心いただけたら幸いです!
いずれにしても、そうして先生になられた方には、当社スクールでも私以外の講師として、様々な講義を開講をお願いできたらと考えているところです。
その場合も、もちろん、突然、私自身が講義をしなくなるなどということではなく、ビジネススクールとして、毎日毎週のように、何かの講義が開催されていて、皆さんの課題に合わせて参加できるような状態が実現できたら、というのが将来的な構想となります!
ちなみにですが、「ビジネスモデル・デザイナー(R)認定講座」という言葉にあるビジネスモデルをデザイン(設計)するということは何かというと、
見込客が求めているのに、競合が提供していない分野を発掘し、
小資本で実現可能なビジネスモデルを設計すること
です。
これがまさに「戦略」そのもので、アントレプレナー・コーチングの頃から含めて私が10年以上、毎月60~100ページの教材を開発し続けながら、体系立ててきており、今も続けていることですね。
戦略とは、「戦い」を「略す」ことであり、競争しないことです。
競合ゼロというカテゴリーを新たに創り出し、そこでの唯一無二のマーケット・リーダーとなることです。
当社の「在宅秘書」のサービスで行っていることはまさにそれそのものであり、その分野で日々活動をしていると、私自身がずっと行ってきているような起業支援活動というものは、ビジネスモデルや戦略としては、ものすごく色あせて見えてしまうのです。
コンサルタント、コーチとしての違いを明確にし、どんなに魅力的なUSPを掲げたところで、起業家である皆さんから見たら他のコンサルタントやコーチとのそう大きな違いは感じないことでしょう。(笑)
差別化とは所詮はそんな次元のものに過ぎません。
どんなに差別化をしても、見込客から見たら、それほど大きな違いには見えません。
だから、集客や営業に労力がかかることになり、それだけでヘトヘトになってしまうことは決して珍しいことではありません…。
こういう背景がよく分かっていますし、「在宅秘書」の関連サービスで、ものすごく有り難い立場をとらせて頂いていることを実感してしまうと、なおのこと、「ビジネスモデル・デザイナー(R)認定講座」のような、一瞬見ただけでは、既にある他のものと何が違うのかが分かりにくい活動を
行う際ときには、ものすごくエネルギーが必要だな…と強く実感します。
書店にいっても、「ビジネスモデル●●●●」のような書籍が何種類も大量に平積みされています。
もちろん、それらの内容よりも、当社の手法の方が実用的であったとしても、まだ当社のことを知らない方にその価値を知って頂くのは、とても大変なわけです。
今、結論として実感しているのは、起業するとしたら、いかなる理由があってもそのような分野に参入してはいけないということです。
競合が多かったり、競合との違いを見出しにくい分野には参入しない方が良いのではなく、どんな理由があるにせよ、そのような分野で起業してはいけないということです。
また、今現在は競合がいなくても、いずれは入ってくることが容易に想像されるとしたら、その参入にはちょっと待ったをかける必要があります。
まさに競合ゼロの成功モデルとも言える「PayPal」を創り上げたピーター・ティールは、そういった後発よりも少なくとも10倍は優れていないと、そのビジネスをやる価値はないとさえ言っています。
(ピーター・ティールは、映画「ソーシャル・ネットワーク」の中で登場する
facebookに最初に投資する投資家として描かれている方ですね。)
では、競合との違いがほとんどないような分野に既に入り混んでしまった人はどうすれば良いのでしょうか?
私自身、「ビジネスモデル・デザイナー(R)認定講座」の内容は、生涯をかけてでもさらに研究し広めたいと考えています。
その講師を最低でも500名は育成したいと考えています。
しかし、「ビジネスモデル」の「デザイナー」のようなエモーショナルな表現を使っていながらも、まあ平たく言ってしまえば、戦略のコンサルタントですから、世の中にゴロゴロといます。
それどころか、私よりも能力があり実績のある戦略コンサルタントも大量にいて、それらの方々も世の中で、私以上に支持されていたりもします。
だったら、いっそのこと、やめてしまおうか?!
いやいや、そんなのは嫌です、辞めたくないので頑張りたいですといっても市場はその期待には答えてくれません。
もし、このまま私が続けたとしたら、ビジネスモデルなんとかかんとかという分野で全力を尽くされている方の1人として、私がいるという状態が何年も何十年も続くだけでしょう。
それは、とにかく苦しいものです。
その苦しさは、今後、5年10年30年いやもっと続きます。
そこから抜けだそうと思った場合には、ただ1つ。
上述のピーター・ティールの言う通り、他者よりも10倍すごいものにすることです。
では、ビジネスモデルなんとかかんとかという分野で、「ビジネスモデル・デザイナー(R)」が10倍すごいという状態にするためにはどうしたら良いのでしょうか?!
手法やノウハウが10倍すごいと言っても、見込客はそのすごさを直感的にすぐに感じることはできません。
そうではなく、やはり、わかりやすい実績、具体的には、同じようなことをやっている人の中でも、10倍すごいビジネスモデルを創り上げたという実績があったら、直感的にすごさが伝わる可能性が高くなると考えられます。
私の方では、ビジネスモデルのデザインについて、
見込客が求めているのに、競合が提供していない分野を発掘し、
小資本で実現可能なビジネスモデルを設計すること
と定義しています。
これが、ビジネスモデルであれば、これにあてはまるビジネスモデルとして10倍すごいもの(売上等の指標で直感的に分かりやすいもの)を創り上げたとしたら、他者を寄せ付けないマーケット・リーダーになれるかもしれません。
そう考えると、まさにその条件を満たすビジネスモデルとして立ち上げている「在宅秘書」関連のサービスで、そういう実績をあげるビジネスモデルを創り上げるということが、「ビジネスモデル・デザイナー(R)認定講座」が同業の中に埋もれていってしまい、ずっと苦しい状態が続くのを防ぐ上で極めて重要だと考えています。
より具体的に言えば、「在宅秘書」関連サービスを通じて、10万人の雇用を創出し3兆円のGDP向上という社会貢献はするのはもちろんのこと、ビジネスモデルや企業体質としても確固たるものとし、株式上場をするかどうかは別として、上場企業水準を満たすレベルの「企業」にしていく必要があると考えています。
戦略のコンサルタントはたくさんいても、上場企業クラスを創り上げた実績のある戦略コンサルタントであれば、それでもまだまだ、それと同等クラスの方はたくさんいますが、少なくとも現状からは大きく抜け出せるのは間違いありません。
ということで、私自身としては、もちろん、これまでと同様に起業ご支援活動を継続していきますが、会社としての経営資源の配分を考えた場合には、実業である「在宅秘書」関連サービスに大量の経営資源を投下していくということを大切にしたいと考えています。
今、最も大切にし力を入れているのは、その実現のための足がかりになる足元の組織を協力なものにすることです。
何度も上述している、独占ビジネスモデル「PayPal」を創り上げたピーター・ティールは、
「創業時がぐちゃぐちゃなスタートアップはあとで直せない」
と言っています。
スタートアップでは経営者はもちろんのこと、スタッフが皆、一緒に上手くやっていけるかということが大切とのことです。
ミッションや理念、ビジョンをしっかりと定めるのはもちろんですが、そういう組織が創れているかということが、私にとっての関心事で、毎日、朝から晩まで、そして寝ている間もそればかりを考えています。
このような当たり前のように見えることが、本当に難しいことですね…。
会社のためにがんばってもらうためにはどうしたら良いかという方面だけではなく、スタッフのためにも良い環境を提供できているかということもずっと考え続けています。
また一方では、そうしてスタッフの満足度を高めることも大切にしながらも、会社としてどこまではサポートしてあげたいけれど、それ以上は、難しいよねというライン(人事評価制度)の構築も、より精密なものにしていっているところです。
ちなみに、誤解をしないで頂きたくないのは、そうして、実業の方に力を割いて起業支援の力を抜いているということではありません。
今後、中長期的にみて、今現在とは比較にならないほどのレベルの起業支援をできる会社になるためには、今、起業支援ばかりを必死になって行うのではなく、実業を通して実績を高め、その過程で経営者としての能力や資質を私自身が高めることが大切だと考えているということなのです。
ストレングス・ファインダーとしての資質の中で「親密性」が最も高い私ですので、起業支援の優先順位を下げるから、来月から個別面談は全部辞めますね、などということは決してしませんので(笑)、ご安心頂けたらと思います!
さて、ということで、前置き(?)が長くなりましたが、10月の定例講義では、まさに以上のような
「競合ゼロというカテゴリーを新たに創り出し、そこでの唯一無二の
マーケット・リーダーとなるには?!
PayPal創業者から学ぶ!独占ビジネスモデルを立ち上げる方法」
というテーマで解説しました。
上述した、PayPal創業者のピーター・ティールの言葉は、同士が執筆している「ゼロ・トゥ・ワン」の中から引用したものです。
「ゼロ・トゥ・ワン」とは、まさに「0を1に変える」ですね!
アントレプレナー・コーチングの頃から、小資本で「0を1に変える」ことを研究してきましたが、その「0を1に変える」という言葉は当社が考えたものではなく、多くの方が使ってきたものです。
そんな中でも、ピーター・ティールのようにとんでもないビジネスモデルをゼロから創り上げた経営者が言う「0を1に変える」「ゼロ・トゥ・ワン」という言葉には、とんでもないほどの重みを感じますね!
もちろん、私達は小資本で立ち上げることを前提にしているので、PayPalとかfacebookのような大資本のビジネスモデルを立ち上げるのは少し趣旨が違うと感じる方も多いと思います。
そこで、10月の定例講義では、ピーター・ティールの考えをもとに小資本で競合ゼロのビジネスモデルを立ち上げるためにはどうすべきかという観点から解説を行っています。
ちなみに、過去の関連講義をこちらにリンクしておきますので、今回の講義の前に振り返っておきますと、より理解が深まるのではないかと考えています。
●2014年2月 第28回 定例講義
「成熟業界であっても差別化という概念が一切不要になる、
ビジネスモデルのリ・デザインの手順とは?!
~差別化に悩まなくなるばかりか、集客にも一切困らなくなる方法~ 」
それでは、10月の定例講義のテキスト、音声、動画は以下をご参照頂けたら幸いです。
※以下の内容は、当スクールに入学されている方だけがご覧頂けます。
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