今回の定例講義では、「令和の時代に共感され、ファン化・リピート率向上につながるライティング手法」をテーマに解説を行いました。
上手な文章、良い文章というと、どのようなものを浮かべますでしょうか?!
一般的には、プロのライターの方々が書かれるもの、新聞や雑誌などで表現されているものを想像する方が多いのではないかと思います。
では、私達起業家は、そのような文章を書けるようになるために、練習をした方が良いものでしょうか?!
恐らく、多くの方は、そこまでは必要がなく、むしろ、目指す方向性が違うのではないかと感じられている人の方が多いのではないかと想像しています。
起業家としては、SNS、ブログやメルマガ、Web、ランディングページ等の記事を通して、ファンを増やしたり、売上につなげたり、リピート向上につなげていきたいと考えるものです。
そうい観点から見ると、日経新聞の第一面の記事を読み、この記者・編集者の記事はすごい、お金を払っても良いので、その人にお会いして話をお聞きしてみたい、と思うことは少ないものではないでしょう。(記事の特集などによってはあるかもしれませんが。)
そもそも、新聞はそのようなことを目的にしたものではありませんし、文章のプロが書く文章が、起業家にとって相応しいものではないことは、こうしたことからも良く分かるのではないかと思います。
では、新聞記者が書く文章と起業家のものとは、何が違うのでしょうか?!
それは、事実を正確に伝えることを主の目的にしているのか、それとも、相手に行動変化や成果を提供することを目的にしているか、だと考えられます。
起業家の場合には、当然、後者の比重た圧倒的なまでに高いことになります。
そして、読み手に行動変化を提供する上で鍵となってくるのが、読み手の感情をいかにして動かしていくのかということにあります。
このような文章で感情を動かしていく方法には実に様々なものがありますが、その一つ分かりやすいものに「誤植」があります。
神田昌典さんも、以前より言われていますが、誤植がないキレイな文章よりも、少し誤植があるDMの方が反応率が高かったという統計結果が得られているそうです。
誤植や、多少の文章の拙さというようなところから、見込み客は、文章の書き手に対して、人間らしさというものを感じ、逆に、それが好感につながっている可能性があるのだと考えられます。
ライターの方からしてみたら、誤植などあってはいけないものだと考えられることでしょう。そして、積極的に誤植を残しましょう、ということをお伝えしたいわけではありません。
が、大切なことは、正確でキレイな文章が、相手を動かすとは限らないということです。
今回の定例講義では、起業家にとって必要な文章の書き方について、体系立てて解説をしました。
文章を書く前のマインドセットの仕方から、メモ書きの書き方、そこからどういう手順で文章化していくのかという、具体的な手順についても触れ、過去にお書きになった文章をリライトすることを通じて、ご参加の皆さんに練習をして頂きました。
その音声、動画は、以下をご参照頂けたらと思います。
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