10年後のビジョン実現のための経営計画を、A4 1枚のシートでシンプルに表現する方法

※第83回定例講義

2018年09月08日(土)【定例講義】  【記事投稿者一覧→】

 
7月より定例講義を始める前に、参加者のみなさんとPDCAサイクリングを行っています。

PDCAを回していく上では、そもそもがなんのために活動しどこを目指すのかというビジョンやゴール設定の方が、通常は先に行われるものです。

そうしたゴール設定のための計画を立てた上で、具体的な課題解決のためにPDCAを回していくことになります。

そのために経営計画書が必要となるわけで、年始にお伝えしました通り、私の方でもこういったものを作成しています。(ページ数は116ページほどですが、完成度や精度はまだ2割程度かなと考えています。)

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本来であれば、PDCAを回す以前に、こういったものを最初につくるところから始めることが重要であるのが言うまでもありません。

最近では、「経営計画書」で有名な古田土会計グループの役員陣の方にも、ビジネスモデル・デザイナー®になって頂きましたので、私も経営計画書については、日々、学ばせて頂く機会も増えてきました。

学べば学ぶほど、100ページ規模の計画書を作成することが、どれほど覚悟がいることであることも分かっています。

もちろん、小資本でまずは小さく始める場合には、そもそも理念も経営計画も、最初は不要だと私は考えています。

が、「0を1に変える」ステージが終わり、「1を10に変える」段階に入った場合には、広告宣伝費を含め、資金をどんどんして大きくしていく必要があるため、キャッシュアウトしないようにするためにも、経営計画が必要になってきます。

それでも、数名以下規模の場合には、数ページ程度の計画書で良いといったこともお伝えしてきました。[事業規模別経営計画のつくり方の講義はこちら→]

今、そうした計画書をお持ちの方も多いかもしれません。

が、私自身も長いこと、そうしてきた実感から言うと、PDCAを回していくための優先課題を設定する上では、少し使いにくいという印象を自身でも持ってきました。

そうして設定した課題が、大きなビジョンを実現する上で、本当に今、最優先で設定すべきものであるかが少し分かりにくいのです。

それは、100ページ以上の計画書を形にした後だからこそ、非常に良く分かります。。。

一方で、そうしたビジョン実現のプロセスを100ページにも渡り詳細に書き綴った場合の欠点もあります。

それは、経営計画の全体像が見えにくくなることです。

結局のところ、何をどのように進めていくのかという全体像が、作成した直後は鮮明に記憶に残っているのものの、時間がたつにつれて、読み返さないと忘れてしまうようにもなったりします。(笑)

(前述の古田土会計グループ様では、だからこそ社員は常に経営計画書を持ち歩き、ことあるごとに開いて読み返し、ボロボロになるまで活用するものであると言われていまして、それは本当に重要なことだと考えています。)

そのような中で、最適な経営計画の表現の仕方とはどのようなものなのかということについては、5年以上に渡りリサーチし、模索してきたのですが、つい先日、極めて使いやすい経営計画書のフォーマットに出会うことができました。

これは、本当にA4サイズ1枚(片面)で、経営計画の全体像が表現された要約書のような書式で、要約書と言いながらも、1人、小規模のときには、それを1枚作成するだけで十分ではないかと言えるほどのものです。

そして、その書式は、1人、数人規模であろうと、10人、100人、1,000人という規模の組織でも、1万人を超える大企業であっても、活用できるものです。

これまで、ビジネスモデル図(ビジネスの設計図面)を描いて机の前にはっておくことの重要性についてお伝えしてきました。私もたった今現在もそうしています。

その計画書は、まさにそのビジネスモデル図の隣に貼っておくのに最適なものではないかと実感しています!

もちろん、重たい経営計画書を常に持ち歩くのは大変でも、A4サイズのこの計画書であれば、常に持ち歩くことが可能でしょう。

そして、私自身の実感として、常に持ち歩いて見ていたくなるものではないかとも感じているところです。

今回の定例講義では、その書式を共有の上、会場で一緒にビジョン要約書を作成しました。

これを作成することで、優先課題を明確にするための精度をさらに高め、起業活動の前進につなげて頂けたら嬉しい限りです!

その音声、動画は、以下をご参照頂けたらと思います。

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