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あなたが飲食業経営者なら、今の時期をどのように乗り切るか?!

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新型コロナの影響により、講師業、企業研修、イベント、習い事等の活動をされている方々や、飲食業を含めた来店型のビジネスの起業家、経営者の方々にとっては、とても苦しい状況が続いていると、ひしひしと実感するばかりです。。。

私のクライアントさんの中にも、そういった方々が半数ほどいますが、飲食業の方で、特に、夜の売上が
激減しているという方が感じられている痛みは、言葉で言い尽くせるものではありません…。

 

ただ一方で、私達、起業家としては、活動が上手くいかないことを、「外部環境」のせいばかりにするわけにもいかなかったりもしますね。

そのような中で、どうしたら、今の状況を乗り切っていけるのか?!

それを、追求していきたいものです。

では、もし、あなたが飲食業の経営者で売上が激減しているとしたら、どのようにして今の時期を乗り越えていくでしょうか?!

マーケットが縮小していくとき、極端な人口減少等の要因がない限り、新しく成長するマーケットというものも登場します。

では、飲食業の場合には、これから伸びるマーケットとはどこになるでしょうか?

 

多くの人が考えるのが、テイクアウトや配達、デリバリー、ではないかと思います。

ただ、ここ最近の外出自粛の要請が続きますとお店にまで受取にいく人も減っていることが想像できます。

となると、残るのは配達、デリバリー。

 

とは言え、それを行うためには、配達するためのスタッフも必要ですし、バイクや自転車等も必要になります。

そこで、こうしたニーズに着眼したのが皆さんよくご存知の Uber Eats であるわけです。

時前で配達できない店舗のために、配達できる人とをマッチングするサービスですね。(シェアリング・ビジネスモデル)

とは言え、Uber Eatsを利用できるエリアはまだまだ限られていて、3月の時点では、こちらのような状況です…。[Uber Eats(ウーバーイーツ)のエリアは?→]

この状況では、首都圏ではOKでも、地方になってくると、どうやって配達して良いか分かりません。

では、あなたがそのような飲食業の経営者だとしたら、どうするでしょうか?!

 

このような中、先日、富山県で活躍されているとてもユニークな起業家 保坂祥太社長と出会いました。

保坂社長は、当社の「ビジネスモデル・デザイナー®メソッド」の講座を一通り受講くださり、
現在は、ビジネスモデル・デザイナー®としての資格認定の手続を進められている方、近い将来、当スクールの認定講師になられる予定の方です。

本業は、カレー屋を営まれています。[ゴールドカレー 富山豊田店→]

 

昼は保坂社長に加え、2人のスタッフの方と運営されているそうですが、夜は来店が少なく、保坂社長お一人でお店を回されているとのこと。

せめて、スタッフが1人でもいれば、配達もできるところを、1人での運営では、それもできません。

地域には、Uber Eatsのようなサービスもありません。

 

しかし、なんと、保坂社長は夜の時間帯にカレーの配達をされているそうです。

一体、どうやっていると思われるでしょうか?!

 

なんと、配達の申込・依頼があったら、ご自身で調理し、お店を閉めて、ご自身で配達に出かけるというのです!

「な〜んだ!」と思われた方もいるかもしれません。

「それが事業やビジネスモデルと言えるのか?」と思う人もいるかもしれません。

「売上が一気に改善する施策ではないな」と思われた方もいるかもしれません。

 

それでも、私は、そのお話に感動しました。

ただでさえ、お客さんが来ない時に、お店で「来ないな〜」と待っているだけでは、なんの効果も期待できません。

それよりは、たった1人のお客さんのためにもできることを全力でやる姿というのが、とても重要なのではないかと感じた次第でした!

保坂社長曰く、

 

営業時間中に、お店を閉めていけないなどとは一体誰が決めたのでしょうか?

 

とのこと。

確かに、お客さんが来ないのなら、お店を少しの間、閉めて、配達でも何でもやれることをやれば良いわけですね!

 

ちなみに、こうしたアイデアをお聞きすると、「では、これをどうしたらビジネスモデルとして進化させていけるか?」ということに視点が向きますね。

 

ビジネスモデルとはリソースの組み合わせです。

配達してくれる人がいないという状況の中で、どこからどんなリソースを確保すれば良いのでしょうか?

逆に言えば、周辺で休んでいたりする人はどこにいるのでしょうか?!

 

そう考えると、同業の飲食業を営まれている方の中で、手持ち無沙汰になっているスタッフの方がいそうです。

来店が少なければ、傾向としては、パート、アルバイトのスタッフを削減するかもしれません。

しかし、正社員や契約社員などの場合、経営者の都合で、こなくていいよ、と言うわけにはいきません。

そうした、雇用を守るのが経営者の大切な仕事です。

そうした、力があるのに、仕事がなく、お店で待っているだけという方がたくさんいるのであれば、
そうした方々が力を合わせて、お互いのお店の食事の「配達」をできるような仕組みを考えてみるというはいかがでしょうか?!

まさに、Uber Eatsの別の形のビジネスモデルを、各地域ごとにつくっていけるかもしれませんね。

(こうした観点から考えるのが、「ビジネスモデル7種類22分類の型」の中でいうと、「価値転換モデル」という型となります。)

 

実際、こうしたビジネスモデルをどう組み立てていくのかということを、「ビジネスモデル・デザイナー®メソッド」の講座等の中で行っていますので、ご興味がおありの方は、ご活用頂けたら嬉しい限りです。

 

ところで、上記でご紹介しました保坂社長がユニークと言ったのは、上記の配達のことだけではありません。

実際に、保坂社長は、数年前より、地元の飲食業や店舗経営者等とネットワークをつくり、お互いの空いているスペースを活用して、学びを深め合うというコミュニティをつくってこられました。

参加者各自の能力や知恵、情報を分かち合うことで成長していき、次第に皆が『黄金』のごとく輝ける
人材になることを目的とする

ということを目的にした、「ゴールドスタイルメンバー」というコミュニティですね。[ゴールドスタイルメンバー→]

 

この考え方も、ビジネスモデル7種類22分類のうちいくつかの型がうまく組み合わさった素晴らしいビジネスモデルだと実感しています。

今後、さらにどのように進化をしていかれるのかが楽しみにしています!

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