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宅配運送事業がパンク寸前…あなたなら、どんなビジネスモデルで解決するでしょうか?!

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一般社団法人シェア・ブレイン・ビジネス・スクール代表の中山史貴です。

新型コロナの影響がとんでもないほど経済にダメージを与え続けていますね…。起業家とは、命をかけて全力で日々、活動をしているものです。

今回のような景気変動を含め、常にリスクを背負って活動しているわけですが…、それにしても、今回のことは、一部の起業家にとってはあまりにもダメージが大き過ぎるだろうと想像しています…。

 

中小企業で、資金を含めた体力が十分にあるという人はそう多いものではありません。わずか1ヶ月の売上がなくなっただけでも事業の存続が難しくなる…という人も少なくないと思います。そのような最悪なことが増える前に、なんとか落ち着くことを願うばかりです。

 

ただ一方で、こうした中で、逆に、事業がより順調になっていくという経験をされているクライアントさんも増えてきているのも事実です。

例えば、ネット通販をされているクライアントさんの場合ですと、昨年よりも売上が1.5倍〜2倍になってきているという報告を受けたりもしています。これまでは、例えばスーパーに出かけていって買っていたような食品・日用品も、外出を極力控えネットで買うようになる人が増えたからで、これは、想像がつくことですね。

 

いずれにしましても、これまでの社会の発展の過程においても、何かが減少することで、それで社会が衰退するのではなく、減少した分以上に、別の新しいものが生まれてくることで、社会が発展していくものだと考えられます。

今回の新型コロナが早く落ち着くことを願うばかりですが、これを機会に、社会として次のステージに進化していくことを加えて願うばかりですね。

 

もし、あなたが宅配便の事業者だとしたら?!

さて、上述したような背景もあり、今は、ネットでの通販などはさらに急拡大し、宅配便での荷物の配送も、激増しているわけです。

一昔前にも、宅配便はパンク寸前…などと言われてきた中でも、今は、そこからさらに増えているわけで、もはやパンクを通り超して、これまでのビジネスモデルの崩壊…ではないかとまで心配したくなります。

宅配物が少しずつ増えるなら、人材採用・育成、トラック数の拡大などと手が打てますが、今のように突然1.5倍〜2倍に増えた場合には、手の打ちようがなくなるからです。

では、あなたなら、こうした場合に、どのようにビジネスモデルを再構築することで、乗り越えるでしょうか?!

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ビジネスモデルとは何か?

当スクールでは、ビジネスモデルを「価値を安定的・継続的に提供するための人間関係・法人関係」であると定義しています。ビジネスモデルとは、自力でかんばって実現するものではなく、

 

誰とどのような組み方をするか?

 

を考えることを通し、実現するものであると考えているのです。

ですので、自社のリソースだけではどうにもならなかった場合には、自社でがんばって生み出すのではなく、

 

他者のリソースを借りる

 

ことによっても実現できるわけで、こうして人間関係・法人関係を深めた結果できあがったものをビジネスモデルと呼んでいるのです。

では、この宅配便の急増の問題は、どんなビジネスモデルを考えることで対応していけるのでしょうか?!

そのためには、

 

配達するという機能を持っていながらも、
今現在は十分に活用されていない

 

というリソースを、誰が持っているかを考える必要があります。

そんな都合が良いものなどあるわけない…と思われるかもしれません。

 

そのような中、直近でも面白い事例がありますのでご紹介しますね!

 

十分に活用されていない配達網があった!

このような課題は、物流業の「SBSホールディングス」社がまさに今、現在進行形で行っている取り組みそものもです。

同社が目を付けたのは、

 

「新聞の配達員」

 

でした。

これを聞いて、「なるほど!」と思われた方も多いかもしれませんね。

 

新聞の配達を行う時間帯はいつかというと基本的には朝と夕方です。逆に言うと、それ以外の時間帯には配達に使われるバイクや自転車等は、遊んでいて何も価値を生んでいないことになります。

そこで、追加で自前で配達のための投資をするよりは、そうした遊んでいるものを借りた方が、投資も安くすみますし、スピードも速そうです。

 

加えてですが、これも体感している方が多いと思いますが、明らかに今、新聞の需要は減り、業界としては衰退マーケットだと言えます。つまり、新聞配達の仕事が減っていくわけで、これは、今、その業務に従事している方にとっては死活問題です…。

新聞配達の仕事が減っていくのを指をくわえて見ているのであれば、まさに、これからさらに急増する宅配のマーケットに参入した方が、新聞配達屋さんとしては、明らかにありがたいはずですね。

 

ちなみに、SBSホールディングス社は読売新聞と提携し、次の「YCお届け便」を首都圏で始められた形となります。

こうした、ビジネスモデルの進化はとても共感するもので、応援したい限りです!

 

いずれにしましても、ビジネスが衰退していくのは悲しいことでありながらも、これから伸びるマーケットの中で自分のリソースをどのように活用できるかを追求することで、成長が可能になったりするものです。

今、大変な状況の方も多いと思いますが、ぜひ、そのようなチャンスを見出していけたらいいですね!

 

一般社団法人シェア・ブレイン・ビジネス・スクール

代表理事 中山史貴

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