相手の心に想いを馳せるコミュニケーション
こんにちは、SBBSの丸山です。
先日、ある新聞の記事で医学的な治療ではなく「対話」によって患者や家族を支援する「がん哲学外来」という交流の場があることを知りました。
この活動のモットーとして偉大なるお節介を焼くことなのだそうです。
偉大なるお節介というのは自分の時間や用事よりも優先して、心を込めて利用者に寄り添い意識を集中して、じっくり相手の話を聞くとのこと。
反対に、一方的に自分の想いや考えを押し付けたり、話しつづけると自分に置き換えてみても相手はよい気持ちではないな‥と。
それではただの余計なお節介になってしまうとのこと。
わが社では、全員が在宅秘書検定講座の中で、在宅勤務コミュニケーションの基本として「対他配慮」ということを学びます。
「対他配慮」というのはその言葉の通り、配慮の気持ちを相手に対して向けるということですが、その中で最も大切なことは、
「自分はどう思う?」
ということに目を向けることではなく、
「相手はどう思う?」
という方向に目を向けること。
日々の業務の様々なシーンの中で私達は「相手はどう考えるか」ということに意識を向けながら活動をしています。
姿が見えない在宅勤務をする中で相手の状況に思いを馳せ、できる限りの配慮を心掛けながら連絡を取り合い、時には、じっくりと日々の想いに耳を傾けていく。
悩んでいるスタッフや仲間、または家族などに相談を受けたときなどに、具体的な対処方法を伝えるよりも想いを分かってほしい、気持ちを受け止めてほしいと考えていることは多々あるかと思います。
さりげなく「偉大なるお節介」焼けるいちスタッフでありたいと思う日々です。