基本的に、ビジネスというのは、起業家としてのスタートラインに立っているということを前提にした場合、能力の高い低いで、離陸するまでにかかる時間が変わるわけではありません。
どのような商品・分野に参入したかどうかで、ほぼ全てが決まってしまうと思えるほど、参入する分野が重要です。
それをお伝えするために、今から10年前の2004年12月、つまり、私の方で、起業アイデア発想ご支援を本格的に開始して3ヶ月目に、次のようなツールを開発し公開しました。
<商品力診断9要素チェックリスト>
http://www.sbbs.or.jp/product/ecoaching/es9.pdf
ただ、10年ほど起業ご支援活動をしていく中で、このツールも含めて、もっともっと直感的に診断ができるようなツールになるように、バージョンアップが必要だと考え、今現在、リニューアルを少しずつ始めているところです。
(ビジネスモデル・デザイナーの認定を受け、私に代わり起業ご支援を行って頂ける方々にとって使いやすいツールが必要だという理由もあります。)
そのような中、この参入分野の判断については、とても重要であるため、今回、
3×3のマトリクス形式
で診断できるようなツールを新たに開発しました。
ちなみに、「在宅秘書サービス」は、リリースして、ぱっとすぐに売れるサービスだと思われるでしょうか?!
残念ながら、そうではありません。
以前にもお話したことがありますように、有料会員さんを含め、3万人の方に告知しても、5万円という破格のモニター価格であったにも関わらず、1人も申込を頂くことができませんでした。
弊社の在宅勤務のスタイルのことを間近でご覧のクライアントさんであってもご自身のことと捉えると、イメージが湧かないと言われるケースが非常に多いものでした。
申込を安定して頂けるようになるまでにかかった期間はちょうど3年ほどです。
ただ、現実的には、リリースしたとは言え、最初の2年半はサービスとしての完成度がまだまだでしたので、2年半は商品開発期間、その後の半年間がどのようにして販促していくかを試行錯誤した期間と捉えれば、正式な意味で言えば、商品完成後、半年で売れるようになるのなら、比較的短期間なのではないかと思われるかもしれません。
しかし、そう捉えるのは危険だと考えられます。
なぜならば、商品リリース後、すぐに安定して売れるようにならない理由には、まさに在宅秘書サービスと同様に、一見、完成したように見えても、実際のところは完成に至っておらず、完成までの期間が長くかかるから、売れるようになるまでに時間がかかる分野はたくさんあるからです。
これは、前述の「3×3」のマトリクスの場合ですと、
「その分野における問題を解決することが簡単なのか容易なのか?」
という観点をもとに、早く立ち上がるかどうかを診断するという仕組みになっています。
参考までに、あといくつか事例をご紹介しますと、iPhoneやスマートフォンというのは、残念ながらすぐには売れない商品という位置付けになります。
そして、「3×3」のマトリクスの中で、最も売りにくい分野が、「シェア・ブレイン・ビジネス・スクール」だったりします。(笑)
なぜ、そのようなことをしているのかというと、私の方では、早く新規事業を立ち上げることに優先度を置いているのではなく、いかにして、グループ会社のミッションを実現するかに重きを置いているからです。
機能として必要だから、そして、そのためには新しいニーズを創造していく必要があるら意図的に行っているわけで、意図せずに、難しい分野に参入しているわけではありません。
このようなことについて理解を深めて頂くためにも、9/8(日)の定例講義では、これまで10年間、間近で見てきたビジネスを中心に、「3×3」のマトリクスの中のどこに属するかという事例を大量にお話しました。
そして、その分野では実際に立ち上がりスピードは早かったかどうか、どんな課題にぶつかり難航したかといった事実について、守秘義務に触れない範囲で解説しました。
10年の集大成の1つとして、ご活用頂けたら嬉しいですね!
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