起業家の成長を阻害するもの

※第95回 定例講義(中上級編)

2019年09月29日(日)【定例講義 中上級編】 投稿者名:代表 中山史貴  【記事投稿者一覧→】


常にお伝えします通り、起業活動とは、なんでもありの総合格闘技であり、仮に上手く事業を立ち上げることに成功したとしても、それを長く続けていことが極めて難しいものです。

特に、過去に上手くいったやり方に固執してしまうということは良く見られることで、ひたすらそればかりをやり続けることを努力だと考えてしまうと、右肩下がりに陥ってしまうことが多々あります…。

もちろん、セオリーや法則、型といったものをしっかりと活用することは良いことであるのは言うまでもありません!

そうではなく、そうしたセオリーや法則、型ではなく、過去のその瞬間だったからこそ得られた成功体験に縛られると大変だという意味ですね。

特に、その時の時流に乗ったがゆえに偶然上手くいったという起業家は非常に多いですし、特に、その時期の成長媒体(今の場合ですとSNS)を活用できたから上手くいったというケースが多いものです。

こうした過去の成功体験に捕らわれずに前に進んでいくためには、起業家としての成長が求められていくのは言うまでもありません。

ところが、この成長を継続させていくのも、これまた大変なものです。

特に、過去の成功体験があるからこそ、そのプライドが邪魔をして、新しい成長の機会に出会ったとしても、本気で目を向けることができなかったりもします…。

先日、思わずドキっとする言葉を偶然目にしました。
それは、17世紀フランスの文学者であるラ・ロシュフコーの次の言葉です。

愚か者は、一般に自分の及びえない事柄についてはなんでもけなす

私自身のコンサルタントとしての経験は21年間で、起業家としては16年間ですので、先輩方にはまだまだ及びません。

しかし、この過程で、「0を1に変える」研究に誰よりも特化して参りました。

日々のご支援では、その経験に基づいて、今という瞬間に何をしたら成果が上がるのかとい点をお伝えをさせて頂いていますが、成果が圧倒的に上がる方もいらっしゃれば、ずっと横ばいの状態が続く方に分かれていくのも事実です。

その違いとして決定的なことは何かというと、面談の中で決まったことを実行されるかどうかという点です。

そんなこと当たり前だろうと思うかもしれません。

だから実行が大切なんですよ、と言われるコンサルタントも多いですし、実行させることができるコンサルタントにならなければならないのですよ、と言われる方も多いですね。

では、そもそもなぜ、実行されないのかというと、時間がないからという理由は多いものです。ただ、これは誰しも同じですので、本質的な部分ではないと考えています。

それ以上にもっと重要なのは、面談で決まる内容は、その方の今の次元を越えて、起業家として大きく進化、成長していくために必要なことが多いからという点です。

そのようなものは、過去やられた経験がない初めてのことということになります。

残念ながら、こうしたものには目を向けようという気持ちにはなりにくく、結局やる気にならず、過去やってきたやり方に固執してしまったり、なんとなく気持ちが向くことの方に優先順位を上げてしまったりするわけですね。

人によっては、私はこれまでそれはやったことがないですからとか、不得意ですから…のように言われて、最初からやることを放棄してしまうこともあります…。

会社員であれば、それでも周りの人が助けてくれるので良いかもしれませんが、起業活動はなんでもあり、反則ありの総合格闘技の世界です。

前進を放棄してしまえば、生き延びていくことが難しくなります。

それでも、起業家として前を向いて成長していこうと思えるかというと、そうではないので、逆に言えば、そのくらい難しいことであるわけですね。

もう一度、ラ・ロシュフコーの言葉を見てみましょう。

愚か者は、一般に自分の及びえない事柄についてはなんでもけなす

成長のために必要なことは、まさにここで言うところの「自分の及びえない事柄」ということになります。

例えば、事業立ち上げていくためにはLPを作ることは基本中の基本です。

ところが、LPをつくったことがない場合ですと、Webは苦手でとか、LPを使わないやり方もあるのではないでしょうか、などとなることがあります。

この方が、LPをつくり、それで成果を上げられるまでがんばられたら、これは起業家としての成長につながっていきます。

しかし、LPの存在を「けなす」、もしくは言葉上はけなさなくても、実行せずに他のことをするということで無視をし、けなしたも同然の状態をつくってしまう…。

私が、ラ・ロシュフコーの言葉を見て、相当ドキッとしてしまったのは、まさにこうしたメカニズムを短い言葉で端的に言い切っているところにありました。

では、どうしたらこのような状態に陥らず、起業家としての成長を継続していくことができるのか、具体的な方法について今回の定例講義(中上級編)の中で解説しました。

その音声、テキストは、以下をご参照頂けたらと思います。

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