競合より商品力が弱いのに、商品力を強化せず、派手なセールスをしなくても、 競合よりも優位な立場で売れるようにする方法 ※第24回 定例講義

※第24回 定例講義

2013年10月06日(日)【定例講義】  【記事投稿者一覧→】

このタイトルを見て、そんなことあるわけないだろうと思われた方も多いかもしれません。

当たり前ですが、競争力があるような商品を開発しようと思ったらお金も時間もかかります。

期間で言えば、私の方でも、ビジネスモデルの中核となるような商品を創ろうと考えた場合、1年や2年では難しく、3~5年はかけます。

そのくらいかけないと、頑張ってつくっても、半年1年で、すぐに売れなくなりますし、それでも売り続けようと考えると、セールスやプロモーションに、多大なるエネルギーを注ぐ必要が出てきます。

逆に言えば、商品力を高めれば、派手なセールスをしなくても、仕組みでいくらでも集客ができるようになり、そのやり方は、今年1~4月の定例講義でお伝えした通りでもあります。

ただ、今週末の定例講義でお話するのは、そのような高い商品力を持ったものを開発しましょう、という内容だけではありません。

いや、そのような努力をしてみて、仮に3~5年かけてすごい商品を創ったとしてももっと資本力がある大手が参入してきたら、一瞬でやられてしまいます。

ですので、私達、小資本で起業する立場は、どんなに胸を張って時間をかけてすごい商品を開発したとしても、大手からみたら、簡単につぶせる相手にすぎません。

だからこそ、それを前提にした上で、私達が長く続くビジネスモデルを創り上げるためにはどうすべきかと考えたときに、私達は大手と比べて圧倒的に弱い立場であると考えた上で、それでも、大手以上に、顧客以上に価値を与えられるかという視点を持ちたいと考えたわけです。

そこで、

  • 大手企業より商品力が弱いのに、
  • おまけに、派手なセールスをしなくても、
  • 大手よりも優位な立場で売れるようにする方法

というものがないかと模索したいと考えた次第です。

そんな方法は本当にあるのでしょうか?!

私は、このような課題については、10年以上に渡り研究をしてきましたが、今年春に目を通した「ザ・ゴール2」の中に、ヒントの1つが隠されていることに気付きました。

「ザ・ゴール2」とは、日本でも数十万部ほど売れたと言われる「ザ・ゴール」の続編で、生産管理関係の本です。

生産管理など、小資本で起業する人にとってみたら、全く関心がないものであり、それにも関わらず、ページ数が膨大で、手に取った瞬間に読むのを辞めようと思うほど、ぶ厚いものですので、読まれた方も少ないかもしれません。

そして、その印象があるので「ザ・ゴール2」など、出たとしても、「ザ・ゴール」を最後まで読んだ方がいたとしても、再び読もうと思った方は極めて少ないのではないかと想像しています。

ところが、その「ザ・ゴール2」ほど、

技術革新無しにイノベーションを短期間に起こす!

ための方法について、解説されている書籍は初めてで、私は一気に読んでしまいました。

その中でも、特に印象的なシーンについて、ご紹介しておくことにしましょう。(詳細に書くと、長くなってしまいますので、私なりに簡潔に表現するために、少しディフォルメしています。)

ある印刷会社があります。その会社は主に、食品メーカーのパッケージを印刷することをメインにしています。

例としては、スーパーで売られているような食品は、箱や袋に詰められていますが、そのようなものの印刷を行っている会社だと想像ください。

最初は、その会社は、大手と渡り合えるほどの力を持っていました。

しかし、大手があるとき印刷スピードを高めるために、技術革新への投資を行い、3倍のスピードで印刷ができるようになりました。

つまり、納品スピードが3倍になるのです。

顧客からすると、スピードが3倍になるなら、同じ価格なら、そちらに乗り替えようと考えるかもしれません。

さあ、あなたなら、このような状況に遭遇したとき、どのようにして、既存顧客の流出を防ぎ、さらには、よりもっと新規顧客を増やすための施策として考えるでしょうか?!

そんな方法があったら、困ることはないよ、と思うかもしれません。

しかし、実際はそれに対して答えがあります。

しかも、それをするためには、大手の真似をして、技術革新を行い印刷スピードを3倍にする必要がありません。

大手より3分の1のスピードでもOKなのです。

おまけに、大手の受注単価よりも、高い単価で受注することも可能だったりもします。

本当に、ウソだろうと思うかもしれませんが、そのようなことを考えるのが私達、小資本で起業する立場が、今後、描いていく必要がある「戦略」ではないかと考えています。

諸葛孔明が、初めて戦争の指揮を執ったとき、そのもとには、戦争の経験がある兵士はいませんでした。

農民5,000人を数ヶ月ほどかけて、兵士にしたてあげた状態でした。

それが、そんな中で、魏の精悦の軍隊10万人に攻められたのに、素人兵士5,000人で、5万人の精悦兵士を死滅させ、残りの大半も退散させてしまいました。

これから、日本の情勢がどうなっていくのかということは、本メールの最初にも書きました通り、起業家のご支援をさせて頂く弊社の立場にとってはとても大切なことで、毎日が気がかりでなりません。

経済の悪化に従って、大手が煽りを受けるわけではなく、困るのは中小企業です。

だからこそ、経営資源が乏しい中小企業が、どうしたら、大手ほどの力がない中で、どうしたら「戦略」に工夫をすることで、生き延びていけるかということに、私としてはとても関心があります。

上記の印刷会社の例、どのような「戦略」を採用したのか、思い付いた方はいらっしゃるでしょうか?!

「ザ・ゴール2」を読めば答えは分かるかもしれませんが、時間がない方のために、今週末の定例講義では、会場でその模範解答について私なりの視点も交えて解説をさせて頂くことにしますね。

後日の音声ファイルや動画の中では、一部、割愛する可能性もありますので、フルでお聞きになられたい方は、会場までお越し頂けたらと思います。

また、定例講義では、それについて触れた上で、あなたが今現在考えているビジネスモデルを、どういう工夫をしたら、大手のような経営資源が無い立場であっても、時間や労力を増やすことなく、優位な立場に立てるのか、という点について、考える時間に充てたいと考えています。

私の方からも、ご参加者1人1人のビジネスモデルに対して、時間もお金もかけないイノベーションができるのか、という点について、フィードドバックさせて頂くようにしますね!

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