上手くいく起業家というのは、どんなに経営資源に恵まれなくても、目の前にある資源だけを上手く組み合わせて、なんとかして離陸させる方法はないかと試行錯誤されます。
上手くいかない起業家は、今は、何々が足りないから上手くいかないのだと捉え、それを起業活動が離陸できない理由としてしまうものです。
場合によっては、自分は何々の能力が不足しているから上手くいかないと解釈して、そんな自分が嫌になったり、そのような能力を保有している他人を嫉んだりします。(これ、会社員時代の私がそうでしたが!大汗)
上手くいかない起業家は、上手くいかないのを自分の弱点のせいにします。
一方で、上手くいく起業家は、弱点を逆手にとって、使い倒す方法を模索します。
具体的に言うと、弱点が強みに変わるような視点の切り替えということをよくするものです。
ちなみに、弱点というのは、ある一部の角度から見た、ごく一部の解釈にすぎないことが非常に多いものです。
例えば、出産をきっかけにフルタイム勤務が難しくなってしまった女性の場合には、フルタイム勤務を求めている雇用主から見たら、弱者に写るかもしれません。
しかし、フルタイム勤務は必要がなく、1日数時間ほど在宅で仕事の協力をしてくれたら助かると思っている起業家から見たら、弱者でもなんでもなく、むしろ、そのような女性の方がありがたい存在であるはずです。
育児の関係で、外出は難しく、出社はできません。
でも、マンションの一室で起業していて、仕事のスペースがそれ以外にない起業家からしてみたら、出社されてしまうと場所がなくて、逆に困るのです。(笑)
あなたも今現在、自分にとって「弱み」だと思っていることがあると思います。
具体的に、それらをリストアップすると、どんなものが書き出されるでしょうか?!
そして、そうして書きだしてみたことが、「強み」に変わるとしたら、それは、どんな角度から見つめ直したときでしょうか?!
今回の定例講義では、そのように「弱み」を「強み」に変えるための視点の切り替え方について解説したいと考えています!
ぜひ、会場に来られる前に、あなたの「強み」ではなく、「弱み」をリストアップした上で(笑)、お越し頂けたらと思います。
弱点というのは、本人は弱いと思っていたとしても、第三者から客観的に見ると、弱くもなんともなく、むしろ強い方だということが良くあります。
その事実を本人にフィードバックすると、いや、そんなことはない!
自分は、これこれこういう理由があるから、それは自分の弱点なのだ、と胸を張って強調したりするものです。
なぜ、そんなことが起こるのかというと、自分の弱点に対しては、誰でも、他人と比べて高い評価基準を持っているからです。
自分が弱いのではなく、自分が掲げているそれに対する評価基準が厳しいから本人の自己評価が低くなり、弱点だと勘違いをするのです。
私自身は「営業力」が弱いことが弱点だと、4年以上思い込んでいました。
そして、実際、全く売れませんでした。
売れるようになったのは、練習をしてトレーニングを積んで、能力が高まったからである、などということはありません。
売れないときにも、周囲でアポとりをしているのを見ながら、何かそのやり方は違うんじゃないかとずっと思っていました。
無理矢理アポをとるのではなく、本当に必要な人だったら、無理しなくても自然に相手の方から来社頂けたりするのではないかと想像したりもしました。
つまり、売れなかったという事実はありながらも、自分としては、相当高いところに「営業スキルとは何か?」という基準を設け、周囲が求めている基準ではなく、自分が目指している高い基準によると自分は営業力が弱いと考えていたのだと、今だと良く分かります。
結果として、自分として売れるようになったときのというのは、営業トークやプレゼンテーションのスキルが身についたときではなく、
営業とは何なのかという新しい視点
を知り、その原則を営業ステップに導入したことで、突然、売れるようになったのです。
そして、以前は弱点だったはずの営業力は、実は自分にとっての最高の才能の1つであったことは、「サイグラム」等の理論をもとに自己分析すると非常に良く分かったりもします。
「弱点だと今捉えているものは、最高の強みなのかもしれない!」
今回の定例講義の内容は、そのような視点の切り替えにつながったとしたら、とても嬉しく思います!
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