マーケティング・オートメーションの本当の導入法

※第61回 定例講義

2016年11月13日(日)【定例講義】  【記事投稿者一覧→】

マーケティング・オートメーションという言葉はお聞きになったことがあるでしょうか?!

これは、先日の神田昌典さんの基調講演をお聞きになられた方は、一瞬だけ耳にされたことを覚えていらっしゃるかもしれません。

その部分のみを引用させて頂きます。


「ある会社の総責任者にラスベガスでインタビューしましたけれども、店舗集客型のモデルを一切スクラップしまして、訪問販売型に向かったとのことでした。

いわゆる、ショールーム、モデルルームを全部壊したんです。

ショールーム、モデルルームとか、そういうのを全部壊しまして、そしてインターネットで最先端のマーケティングを駆使し、そしてお客さんとのアポをネット上で最大限に取っていくという、そういった会社に変わりました。

それができるようになったのはなぜっていうと、マーケティング・オートメーションの進化のお陰ですね。

マーケティング・オートメーションというのは何かというと、広告を全部自動化し、そしてどのお客さん、一度広告に反応したお客さんに関してはその人にぴったりの広告を自動的に流し、広告だけじゃなくて、再びブログを訪れたら、その人のブログ、趣味嗜好品に応じたブログの内容をここに表示し、というようなものです。

このようなことが当たり前のように実装され始めた、というのがアメリカの状況です。」


実際、これまで数十名で回していた営業組織が、マーケティング・オートメーションを導入することで、数名規模にまで人員を削減できたという話は、いろんなところで聞いたりもします。

なんだか、究極!とも言える内容ですね。

ただ、それは本当なのでしょうか?!

マーケティング・オートメーションに限らず同様な手法は、過去にもたくさん生まれてきました。

例えば、セールスフォース・オートメーション(SFG)という言葉も聞いたことがあるでしょう。

まさに、オートメーションという意味では、同様なことを目指しているものと言えます。

が、果たして、そのSFGを今導入していますという会社はどのくらいあるでしょうか?!

現実のところ、大手企業の多くは導入しています。

私の前職でも導入されていましたし、その効果も実感していました。

ただ、中小企業で実施しようと思うと、かなりのハードルがあるものです…。

マーケティング・オートメーションも大量のデータが得られる大手ですと、ビッグ・データを活用することで、それなりの効果を生み出すことは可能かもしれません。

一方で、中小が導入した場合、現実問題としては、結構な工夫をして複数分岐のシナリオを設計したけれど、導入前と比べて、何か効果があがったわけではないということが起こっているのも実状なのです…。

オンライン上の見込客の行動内容に基づいて何十個もの、ステップメールのシナリオをつくってみたけれど、結局、2~3個のステップメールで画一的にやっていたときと効果が変わらないという結果も出ています…。

中小の場合ですと、顧客があまりにも多すぎて、現場では何が起こっているか分からないなどということも少ないものです。

だから、見込客の属性にあわせて、いくつかの入口商品をつくって、その申込者に対してステップメールを送っていく程度で、かなりの精度の高いことができてしまうのです。

では、中小では、マーケティング・オートメーションは不要であるかというと、そんなことは全くありません!

マーケティング・オートメーションの基本的な考え方は何かというと、見込客がオンライン上でどのコンテンツを参照しているのかというデータをもとに、その見込客に対して、より次の行動につながりやすい情報を提供するということです。

これを完全に自動化できたら最高ですが、そのためにはデータが必要になってきてしまいます。

では、データが少ない場合には、どこまでの導入が可能なのか?!

それについて、今回の定例講義で解説しました。

正直なところ、私自身もまだ導入前であり、導入のための準備を行っている状況です。

だからこそ、これから導入する皆さんと同じ視線で解説ができるのではないかと考えています!

そのテキストや音声、動画は、以下をご参照頂けたらと思います。

 

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