先日、「メキキの会」が主催する「立志立命式」にて立志をさせて頂きました。
私も人生で初めてとなる着物を着て気持ちを引き締めた上で、能の舞台に登壇しました。^^
●能の舞台での様子はこちら
http://www.sbbs.or.jp/xnqd
立志をした後の感想を一言で表現すると、まさにこれこそが
「通過儀礼」
なんだな、ということでした。
「通過儀礼」というのは、人間として上の次元の新しいステージに進むための儀式ですね。
儀式に臨むためには、覚悟も求められるわけで、そういう覚悟を強く意識する目的も込めてか、
歯を抜く
といった、痛みを伴うような儀式をしているような民族もあるようです。(恐)
その痛みを伴うというのがとても重要で、今回の場合、身体的痛みというわけではないですけれど、準備は非常に大変で大変で仕方がありませんでした。
冒頭で書いた通り、当日も私も今回、着物を着ました。
ただでさえ業務が忙しくてたまらない中で、着物のようなよくわからない初めてのことを考えるのは、非常におっくうでできれば避けたいものです。(笑)
それに加えて、着物のレンタルにも結構お金がかかるわけで、さらにたまりません。
立志の際に話す内容を、考えるのも大変、練習するのも大変、おまけに立ち居振る舞いを含めたリハーサルも2回もありました。
この準備、今、思い出してみても本当にシャレにならなかったなと何度も思い出されるほどです。
「儀式」はとにかく準備の手間がかかるわけですね。
「立志式」は奈良時代から続く日本古来からの
元服の義
でした。
大人になるための儀式
だったわけです。
それを境に、髪を結い、服装も変わるという進化のための儀式でした。
この元服の義に代わるものが今では、成人式です。
では、私達の成人式は、どうだったかと思い出してみると、いかがでしょうか。
確かに、女性の場合には、着物を着ることも多く大変なところもあるかもしれません。
が、私を含め、何か、そこに向けて、事前に大きな準備をして臨んだかというと、あまりそうでもなさそうですね…。
一方で、私達の多くは、それ以上に大きな儀式を経験しています。
「結婚式」や「葬儀(法事)」などがそうです。
式をされた方はおわかりの通り、「結婚式」などは、嬉しい場であっても、そのための準備は、半端ではないものでしょう。
ある意味、痛みを伴うわけです。
ただ一方で痛みを伴うほど、その儀式を行った後の「変容」は大きいわけで、儀式として機能するのかもしれません。
1人で生きていくという次元から、パートナーと生きていくという大きな次元に一気にシフトすることになるわけですね。
そういう点から言うと、「結婚する」ということと、「結婚式を挙げる」ということは、全く次元が違うほど、後者の方がその後の人生に影響を与える可能性があるのかもしれませんね!
そして、同じ結婚式を挙げるにしても、2人だけで行うのと、家族・親戚・友人・その他大切な人達の前で行うのとでも、次元が全く異なるものになるのかもしれません。
同じことは、きっと「葬儀(法事)」にも言えるのでしょうね。
私自身も父が他界するまで、喪主など務めたことはありませんでしたし何をするのかサッパリ分かりませんでした。
悲しみを忘れるレベルでの混乱した状態が続いたことをよく覚えています。
そういった儀式は、準備も当日も大変ですし、非常にあり得ないほど緊張することも多いものです。
けれど、でも、それを経験するのとしないのとでは、その儀式後の生き方が、全く違うものになる可能性もあるのではないかと実感しています。
ゲームなどでは、「レベルアップ」という言葉があります。
私達には、そのような人間としての「レベル」というものがあり、これは、必ずしも一生懸命頑張って努力すれば上げられるようなものではないかもしれません。
一方で、「儀式」は、そのようなレベルアップを瞬間的に引き起こす可能性を持っていたりもします。
では、だからといって、上述したような「儀式」を、やりたいといって、今すぐやれるようなものではありません。
では、私達起業家が次の上の次元にレベルを上げるためには、この「儀式」の考え方をどのように活用していけば良いのでしょうか?!
今回の定例講義(中上級編)では、その具体的な方法について解説しました。
そのテキストや音声は、以下をご参照頂けたらと思います。
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