「入口商品」を考える上での最大の失敗は、
どのような「入口商品」を用意したらバックエンド商品の購入につながるか?
と考えてしまうことにあります。
私も、以前から、「入口商品」には、3回のなるほどが必要だとか、即効性があるかとか、奥行きが必要だとか、といったことを長いこと解説してきました。
ところが、現実的には、そういった条件を満たしているにもかかわらず、そして、画期的な即効性を提供するような奥行きある入口商品を提供しているのに、全く一番売りたいバックエンド商品の売上につながらないということが、当たり前であるかのように起こるのです。
その一番の理由が、「入口」から先に考えてしまうということにあります。
「入口商品」を考える上では、「入口」から考えてしまうと、失敗することになります。
逆に、そうではなく、「出口」から考えていくと、「入口商品」とうのは自然に見えてきたりするものなのです。
「出口」とは、見込客(ペルソナ)のゴールです。
ペルソナにこうなって欲しい!と願い、そのために、最初に何をしたら最も喜んで頂けるのだろうかと考えた結果生まれるものが「入口商品」です。
それは、ペルソナに最初のエサとして、何を提供したら、もっと食いついてくるのか、お金を巻き上げられるのかという考えによって、つくるものではありません。
今回の定例講義では、改めて、そのような原点に立った上で、解説しました。
売上がなかなか上がらない人は、「どうしたら売上を上げられるか?」と考えているものです。
一方で、何もしなくても売上が上がる人は「どうしたら、顧客の力になれるか?」と考えているものです。
その違いは、誰でも分かってはいるのですが、後者になるための行動を具体的に、どのようにしてとれば良いのかが分からないのです。
そんな中でも、「入口商品」を何にするかを考えることは、その両者の違いを明確にすることにもつながるのではないかと考えています。
今回の定例講義が、思考のパラダイムシフトにつながったとしたら嬉しいですね!
既に少し解説したことがある内容ではあるのですが、しっかりとカラダに染み付けてご自身のものとする機会となるでしょうか?!
そのテキストや音声、動画は、以下をご参照頂けたらと思います。
なお、最初の1時間は、簡単な前置きや、入口商品について検討する上でのウォーミングアップとするためのワークを行っています。それらを跳ばして、即、本題に入られたい方は、最初の1時間部分を跳ばされ、1:01のあたりからお聞き頂けたら幸いです。
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