昨年11月頃から、私の方でするようになった「朝4時起き」ですが、最近は、クライアントさんとお会いするごとに、その詳細について質問を頂くようになりました。
そこで、今回、これまで断片的に月刊誌とか、このようなメールとか、講義での雑談等でお伝えしてきたを一まとめにし、2月の定例講義(中上級編)の中でお伝えすることにしました。
テーマは早起きについてですが、あくまで、それをとりあげる目的は、
「できないことがなぜある日突然できるようになるのか?!」
というターニング・ポイントについて理解を深めて頂き、
「あなたがこれまでできるはずがないと思い込んでいたことを
どのようにして乗り越えて頂くのか?」
ことを検討するきっかけにして頂くことに置いています。
私にとって、早起きとは、まさにそういうものの1つでしたので、この体験をお伝えすることを通じて、あなたご自身の課題解決にお役に立てたらと考えています!
さて、この早起きにつてクライアントさんからよく頂くことについては、
「中山さんは、早起きに向いていたんですね」
とか、
「中山さんは、早起きに合った体質だったんですね」
といったことがあります。
これは、朝4時起きなど最初から無理だと思い込んでいた、以前の私も、「朝4時起きの~術」的な書籍等を見るたびに、この20年間、その著者に対して、心の中で言ってきたことと全く一緒です。
とにかく、私はこの20年間、ことあるごとにチャレンジしようとし、試行錯誤の結果として、自分には早起きは体質的に無理であるという烙印を押していたほどでした。
数年の努力ではなく、20年の努力と試行錯誤の結果がそれだったわけです。
学生時代の頃も、早起きは何度もトライしました。
独り暮らしを始めると、誰も起こしてくれる人がいないため、朝になるとラジオがボリューム マックスでかかり、それで跳び起きようと考えたことがありました。
朝早くから、大音量でラジオをかけたら近所迷惑になるので、大急ぎで止めて起きられるのではないかと考えたからです。
ところが実際は、それでも起きられず、近所から、ラジオを止めなさいと怒鳴り声をかけられても、その大音量に聞こえず、そのまま寝過ごしてしまうことが多いものでした。(汗)
結局、近所づきあいに影響が出てしまい、1年でそのアパートを出ていくことになりました…。
そこで、もっと、朝、起きなければならない理由が必要だと考えて、早朝のアルバイトを始めました。
場所は、都内の馬喰横山駅近くにあるドトールで、6時に開店するためのオープニング・スタッフとして働くことにしました。
それに遅れてしまうと、お店のオープンが遅れてしまい、とんでもないほどの迷惑をかけてしまうことになります。
そのような立場に自分を置けば、早く起きないわけにはいかないと考えたわけです。
その結果は、どうだったと思われるでしょうか?!
な、なんと、遅刻してばかりで、日によっては、昼過ぎまで寝てしまうこともあり、3週間でクビになりました。(汗)
決して悪気があったわけではないですし、あまりにも申し訳なかったので、実際に自分が働いた3週分の給料は全ていりませんとお伝えし、店を最後にしたことは今でも良く覚えています。
そのようなことは、社会人になっても続きました。
新入社員としての最初の仕事は、事業部が行うミーティングの会場のセッティングでした。
その事業部で新人は私一人だったため、私だけが数十人が参加する会場のセッティングや、外部とのTV会議システムの設置などを30分ほどかけて行う必要があります。
部屋の鍵も私が開ける必要があるので、私がいかないと、みんな会場の外で待たされることにもなってしまいます。
それでも、ドトールのバイトのときほどではないですが、遅刻が続き、お前は一体何を考えてるんだ!と怒鳴られる日が続きました…。
これは、1回や2回、そういう事実があったということではありません。
私としても、決して悪気があるわけではなく、改善しなければという決意をしながらも、どうしてもカラダが言うことを効かず、結果としてそうなってしまったのです…。
そもそも、私自身は、以前より何度もお伝えしてきたことがありますが、「睡眠時無呼吸症候群」を患っています。
体脂肪量が多いとそうなりやすいという話を聞き、体脂肪率を10%以下にまで落とするところまでしましたが、改善は見られないことから、また、医師による診察の結果として、カラダの構造的なものであるということも今では分かっています。
とにかく、睡眠が浅く、眠ること自体が激しい運動をしている状態に近く、眠っても疲れがとれないのです。
寝ると疲れるので、子供の頃からの朝起きたときの口癖は、「ああ疲れた!」でした。(笑)
ですので、私にとって「朝起きること=ツライこと」であり、時間がありさえすれば、いつまでも寝続けてしまいます。
2003年に独立してから昨年11月半ば頃までも、それはもちろんず~っと変わることはなく、毎日が睡眠との戦い(?)でした。
もしかすると、夜遅くまで仕事しているから早く起きられないのだろうと思う方もいるかもしれません。
しかし、現実的には、寝る時間を3時間早めると、起きる時間は3時間早くなるかというと、起きる時間は変わらず、だったら、早く寝る分仕事ができなくなるリスクがあるというのが、この10年だったのです。
ましてや、今の冬のように寒い日になど、朝早くに布団の外に出るなど考えることが無理です。
体調が良く、比較的早めに目覚めたとしても、そして、どことなくすっきりした気持ちだったとしても、寒いというだけで布団から出ず、眠くなくても目を開くことはせず、息子を保育園に連れていくのに間に合う限界ギリギリの時間までは布団の中で過ごす日々が続いてきました。
これが、この20年間、形を変えて、繰り返し起こってきたことです。
私は決して、朝方人間ではなく、体質的という以前にカラダの構造的に朝早く起きられるタイプの人間ではなかったわけです。
それが、昨年11月下旬からは、ある日を境に、突然、毎朝のように4時過ぎ頃には布団を出て、仕事をするようになりました。
起きるのが、朝5時を過ぎてから起きる日があると、寝坊をしたと
感じるほどです。
寝覚めの感じはと言うと、4時頃になると、不思議と自然に目が覚めます。
もちろん、目覚ましをかけていますが、最近ではその前にパチッと目が開く日の方が増えてきました。
先日もメールで書きましたが、大晦日と元日は、帰省してビールやワインを飲みまくり、普段見ないTVまで見て、これはもう早く起きるのは無理だろうと思って目覚ましもかけずに床についたのに、朝5時に自然に目があき、普通に仕事をしました。
朝の寒さはさすがにこたえます。
が、それは、以前だったら、寒くて嫌だ、起きたくないという気持ちだったのが、今では、寒いという事実があるということを認識するだけで、寒いから起きたくないという気持ちとは全く結びつきを感じません。
「寒い」→「起きたくない」という因果関係が全くといっていいほど存在しないのです。
なぜ、そうなるのか言うと、そのくらい、早く起きることが1日の中での最大の快楽と思えるほどの体感をしてしまったので、それを手放すことはできない、という感覚があるからでしょうか。
私は、相当な酒好きですし、以前からボトル1本は普通に飲むレベルです。
それは今でも変わりません。(笑)
それでも言えることは、朝早く起きて仕事を進めるときに感じる快楽の度合いというのは、酒を飲むこと以上のものがあります。
おいしいお酒を飲むために仕事を一生懸命やろうと考えるのと同じように、朝早く起きると気持ちがいいから、全力を尽くして、朝早く起きようと感じているのが今なのです。
では、一体、なぜ、20年、ずっと起こるはずがないと思い込んでいたことがこうして今、起こっているのでしょうか。
そのターニング・ポイントとしては、「親知らず」を抜いたことだったと昨年末にお伝えしたことがありました。
しかし、「親知らず」を抜いたというのは、一つの現象にすぎません。
このような大きな変化をもたらすものというのは、構造的にその変化の要因となる何かがあるはずです。
それを突き詰めれば、私達が日頃、課題認識をしているものに対して、どのように向き合えば良いかが浮き彫りになってくるはずです。
そこで、今回の定例講義(中上級編)では、そのメカニズムについて、現時点でどのような解釈をしているかという点からお話しました。
もちろん、実際、上記のような話を面談の中で聞いたクライアントさんからは、早起きするための具体的な方法についても詳しく知りたいという要望もたくさん頂いていますので、私の失敗談を交えながら、触れました。併せてご活用頂けると嬉しいです!
※以下の内容は、当スクールに入学されている方で、「マンスリーイノベーション会議」にもご参加の方だけがご覧頂けます。
コンテンツの閲覧をご希望される方は、まずは、こちらのページを通じて無料登録をお願いできませんでしょうか? 無料申込者限定のメルマガにて、今後のご案内をさせて頂きます。
以下で「新規ユーザー登録」してIDを作成されても、動画やテキスト等の閲覧は難しい状況でありますことを、ご理解頂けますと幸いです。