ここまでシェア・ブレインという考え方が生まれるまでの過程について、お話しました。
最後に、こうして生まれてきた一風変わったビジネススクールは、これまでのスクールと何が違うのかを整理しておきたいと思います。
まず、これまでのビジネススクールの場合、当たり前ですが先生と生徒は完全に区別されています。
そして、こういう目的でこういう講師を呼び、こういう講義を何ヶ月かけて学んでいくますととスクールが告知し、それを学びたいと思ったかたが生徒として入学することとなります。
一方で、当ビジネススクールの場合には、講師と生徒の区別がありません。先生は生徒であり、生徒も先生になるというように、誰が何に対して熟知しているかにより、状況によって立場も変わります。
また、講師として入学した時点では、何についてその人が教えるかは決まっているわけではありません。
スクールの「場」や、参加社の「ニーズ」によって、必要なタイミングで必要な講義が、自然な流れとして発生するかのように生まれてきます。
例えば、次のような2つの流れがあると考えられます。
<例1>
講師希望者「facebookで『いいね!』を50つくようにするための記事の書き方について話したいと思うんだけどどう?」
生徒「あっ、それ聞きたいです!」
講師希望者「じゃあ、講義を開講しますね。」
<例2>
生徒「キーワード広告を開始したのだけれど、ほとんどクリックがないんですよ。誰か教えてくれる人いませんか?」
講師希望者「はい、私で良かったら分かる範囲でお話しますよ。」
生徒「そうですか、Kさんも誘っていいですか?」
講師希望者「もちろんです、だったら講義にしましょうか?」
生徒「賛成!」
また、図を使ってこれらを違う事例で表現すると次のような2つのものが考えられます。
このように、例を申し上げましたが、ニーズによって講義が作られる「場」がスクールの中によって生まれていったら良いと考えていますし、最初は大変ですけれど、その循環の源流を作れるよう、当スクール事務局としてもは全力を尽くしたいなと考えているところです!
以上、5つのページに渡って、どのような思いがあってシェア・ブレイン・ビジネス・スクールを設立するに至ったかについて解説させて頂きました。